マーマレードを分かりあう

cimacoxさんが大量のマーマレードをつくっていたのをみて、わたしもフツフツと柑橘との格闘欲が沸き、つくりました。ネーブルオレンジと、グレープフルーツ。

砂糖は目分量です

ぐつぐつ

クラッカーにのせて、いくらでもいけます。危険!あきらかに糖分過剰摂取。

最近、おいしいものを食べていると、娘に申し訳ないというか、乳しか飲めない彼女が気の毒な気持ちになります。世界にはこんなにおいしいものがたくさんあるのだから、一緒に食べられる日がくるのが待ち遠しい。そのうち、娘のいないところでおいしいものを食べるたび、わたしはきっと「ああ娘に食べさせたい」と思ってしまう気がする。
よろこびをほかの誰かと分かりあう!それだけがこの世の中を熱くする!

そしてだんだん、上品な店でも「あータッパーもってくればよかったわあ」とか、汁物だろうが生ものだろうが「包んでもらえます?」とか言うオバさんになっていくんだ、きっと。若い時分に「こうはなるまい」と思っていた姿にだんだんなっていくことは、もはやぜんぜん嫌じゃないですが。

お母さんという女 (知恵の森文庫)

お母さんという女 (知恵の森文庫)

お友だちに借りました。ダサいことも、母の愛と温もりが加わると逆にカッコ良くなると、今なら思えます。

里帰り中なので、ひとまず母とマーマレードの喜びを分かり合いました。
「産後3週間は水仕事厳禁」という先人のありがたいおしえを遵守するありがたい母のおかげで、先週まで台所にたつことはなかったのですが、やっと解禁されました。昼ごはんは独りなので、母が冷蔵庫の中にあるのを忘れ去って捨て置かれている食材を救済して調理したりしています。

期限切れの油揚げとこんにゃく、小松菜をてきとうに胡麻油で炒めて砂糖みりん醤油をぶちこみ、ごまをこれでもかとまぶした一品。あと、納豆に砂糖を入れるのにハマり、砂糖と醤油を多めに入れた納豆を餅にからめて食べてます。砂糖をいれると納豆は、不思議なくらいよく泡立つのも楽しいです。
こういう、自分だけのための適当かつ自由な発想の料理は、まさに「逃避めし」だなーと思います。

逃避めし

逃避めし

名著です。最終回の、「(子供が成長したときに)たとえば親の留守中、一人で冷や飯に味噌汁をかけて一食とすることができるような「食う力」を身につけてくれたら、どれほど安心なことでしょうか」の一文がなんだか沁みました。
「味噌焼きグラタン皿ご飯」と、「魚ソカツ(魚肉ソーセージのフライ)」、「鍋の残り汁の炊き込みご飯」、「目玉焼きそうめん」を、つくってみたい。


最近の悩みは、写真を撮るのがヘタすぎることです。一眼デジタル買ってから、ぜんぜん上達してない。
娘を撮りまくっているのですが、20枚撮ってもかわいいのは1枚くらい。「客観的にみればこんなもんだよ、親バカめ」とカメラに言われているようで、くやしい。

すやすや。
泣いているときは「寝てくれえ〜」と思うのですが、眠っているといじりたくなる。