妊娠カレンダー その5

誰が読むんだと聞かれれば未来の自分が読む、はず、としか答えようのない妊娠記録、続きです。来年あたり、育児に疲れたわたしが妊娠中をなつかしんで読むかもしれない。がんばれ30歳のわたし、29歳のわたしはおなかの子に会えるのをけっこう楽しみにしてますよ。

11月はじめ(28週目) 病院にて健診。おなかの子はやっぱり身体が小さめ。この時点で1200gくらい。頭は相変わらず大きめ。
苦しい・気持ち悪い・食べられない日々で体重が減る。鏡で見ると、あばらが浮きでているのに腹部だけやたら豊かという、われながらおかしな身体。
イメージ的にはこんな感じ。




   あくまでイメージです。







毎朝、足がつる日々。非常に痛い。「こむらがえり」なんてなまやさしいもんじゃない。気持ちとしては「コブラツイスト」くらいの痛さ。


おかげで明け方、悪夢をよくみるようになってしまった。





   11月3日、両親と主人と海に釣りに行く。波の音に反応するのか、おなかのなかの子が動きっぱなし。
   マタニティ・ラックか、大物を釣りあげました。
       

姉が出産。待望の男児。大きくて力強い赤ちゃん。

11月半ば(30週目)病院で健診。エコーでみると、おなかの子、なぜかこんなポーズ


文豪かよ。


週末に1泊で主人の実家へ。静岡東部は台風のような雨風。翌日、茶色くにごった海をながめながらお散歩。海にくるとやっぱりよく動くおなかの子。

この頃から胎動はもはや、痛いくらい。おなかの子、力をつけてきたもよう。ボコン(ねがえり?)とか、トコトコトコ(地団駄?ジャブ乱打??)は、痛くはないけれど、ミョリイイぃとか、グリイイィィとか、ゆっくり動かれると痛い。スタンド攻撃かと思ってしまう。

11月後半くらいから、ほぼ毎晩、夜中に目がさめるようになってしまう。病院でもらったパンフレットによると、「胎児のリズムに合わせるようにホルモン分泌が変化」しているから、らしい。おかげで朝がつらい。

だいぶご飯が食べられるようになり、おなかもぐっと大きくなる。

11月末(32週目)病院で、やはり文豪ポーズのおなかの子。アンニュイな子なのか?

出産を終えた姉から、マタニティー服がたくさん届く。デニムのホットパンツやぴっちぴちのスキニージーンズなどもあり、ためしにスキニーをはいてみたところ、脱げなくなり、床のうえをだるまのようにころがる。妊婦のはくものじゃないだろう、と思う。

そんな感じで健康なまま、もうすぐ無事に産休をむかえられそうです。

11月は、わたしの両親と海へ行ったり、姉が出産したり、主人の実家へ行ったりと、家族がらみの用事が多い月でした。海では、なぜか釣り餌(イソメ)をうまく針につけられない主人と、それを指導しつつからかう母が同じやりとりで何回も笑っているのをながめて、仲良いなー、うれしいなー、としみじみ思いました。
主人がわたしの家族と仲良くやってくれているのはほんとうにうれしいし、逆に、わたしの家族にとっては主人はわたしが連れてきた他人なので、両親が気に入ってくれているのはすごくラッキーでありがたいことです。わたしのおなかのなかにいる子にとっては、全員つながっている身内なので、やっぱり良い関係をたもっていきたいなーとあらためて思いました。