2010年夏の終わり
朝顔がつぎつぎ種をこぼしています
トマトはわたしの背より高くのびて枯れました
「そして、まったくとつぜんに、夏は終わった」
- 作者: レイブラッドベリ,北山克彦
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1997/08/01
- メディア: 単行本
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「すごく読みづらいけど、ハマると夢中になる本」と、親友の妹が貸してくれました。そのことば通りでした。7月から3ヶ月もかかってしまったけど、暑かった今年の夏中ずっと通勤電車のなかでこの本を読んでいたことは、2010年をふりかえったときにきっと思い出すはず。
いちばん好きな箇所を引用
「どこかに、かつてなにかの本で読んだことだが、これまで話されたすべての話、これまで歌われたすべての歌がいまだに生きていて、振動しながら宇宙に出てきており、もしケンタウロスの星座まで行けるものならば、ジョージ・ワシントンが寝言をいっているのや、シーザーが背中にナイフを突きたてられて驚くところを聞くことだってできるのだそうだ(中略)あらゆるものは、ひとたび見られたとなると、そのまま死に絶えたりはしないんだ。それはありえないことだ。とすれば、世界を捜せば、きっとどこかに、(略)あらゆる年の一年間のすべての色彩と光景とが見つかるかもしれない。」
銀河鉄道に乗れば、会いに行けるという希望がわきます。
雨が降って、夏は終わり。わたしと親友が大好きな冬がくるまえに、彼女の本棚にこの本を返しに行きます。
たんぽぽ酒はほんとうにつくれるらしい。むずかしそう・・いつか、そのうち。
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