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ニートカレー/ニート

むかし関係のあった男が引きこもりニートになっていると知り、経済的援助をするだめな女性のはなし。

ニート (角川文庫)

ニート (角川文庫)

お金をうけとった「キミ」からのメール、「あと買ったのはさ、タバコ。久しぶりのタバコだよ。」 に対する反応「キミにはしみったれが身についてしまっている。肉買えよ。もっと豪儀な報告しろよ。」からもうかがえるように、男前な主人公。

お金や利害がからむことで相手との関係が危ういバランスになる描写が、絲山秋子さんはすごくじょうずだと思います。「スモールトーク」もそういうのが出てきました。

スモールトーク

スモールトーク



■■ニートのカレー

◎材料

・牛肉
・玉ねぎ
・赤ワイン
・野菜(にんじんとか、セロリとか)

手順は、小説の文章を以下に引用します

「1,タマネギをバターでじっくり炒め、赤ワインにつけ込んでおいた牛肉を焼き付け
 2,野菜とブーケガルニとにんにくとしょうがを、水とワインとトマトジュースでとろとろになるまで煮込んだ。
 3,キミは辛いものが大好きだから辛口のルーを二種類炒めて香りを出したのに唐辛子とタバスコを入れてうんと辛くして、かくし味に醤油を加え
 4,最後にガラムマサラコリアンダーやクミンを入れて味を複雑にした。」

後半は、やりすぎですね。案のじょう、ニート男は汗だくで食べていました。
タバスコのあたり、どうやら愛に憎が微妙にまざってしまっていますね。
よかれと思って相手に迷惑をかける乙女心、よくわかります。バレンタインにやたらでかいケーキあげるような、ね。

でも、赤ワインにつけこんだ牛肉をつかって作ったカレーは、ほんとうにとろりとしてすごく美味しくできました。ニートに感謝。