わたしの非現実、わたしの現実

子どもの頃は、大人になったらマンガを読まなくなるのだと思っていました。
しかし、年齢的には「大人」になったいま、大人になったからこそおもしろいと思えるマンガがたくさんあるなあと感じています。

弐瓶勉という漫画家の作品にハマり、次々読んでおります。

長編デビュー作「BLAME!

BLAME!(1) (アフタヌーンKC)

BLAME!(1) (アフタヌーンKC)

ネットワークが高度に発達した未来の世界。ネットに接続できる「ネット端末遺伝子」をもち、発達したテクノロジーの恩恵を受けて暮らしていた人類は、ある感染症の蔓延により「ネット端末遺伝子」に異状をきたし、ネットへのアクセス権を失ってしまう。
制御不能になった都市システムが無限に階層都市を増築し続けるカオス化した世界で、主人公・霧亥は感染前の「ネット端末遺伝子」を探し旅をする。

とにかく絵がかっこいいです。ストーリーは難解だし、疑問もたくさん残るけれど、そんなの気にならないぐらいの圧倒的な世界観。
あと、基本的にドンパチやっているシーンばかりなのに、妙な静寂を感じるなあと思ったら、戦闘シーンで叫ぶ人がいないんですね。普通のマンガだったら、「うおおおお」とか「どりゃああああ」とか(ジョジョだったら「ウリイイイイイィイイ」とか「オラオラオラオラオラ」とか「メッシャアァア〜」とか)言いそうな場面で、誰も叫び声をあげない。なので激しいのにどこか淡々としていて、最高にクールだなあと思いました。


BIOMEGA

BIOMEGA 1 (ヤングジャンプコミックス)

BIOMEGA 1 (ヤングジャンプコミックス)

火星からもたらされた未知のウイルス「N5S」によりバイオハザードが起きた地球で、合成人間・庚造一とパートナー・フユが人類を救うべく奮闘するものがたり。(ざっくりし過ぎ・・・) 後半がすごいです。そして、「会いたい人に会う」というのがものがたりのひとつのテーマになっているなあと感じました。大き過ぎる、迷惑な愛。

このマンガのなかには、全人類不老不死化を目論んだロシア人科学者がでてくるのですが、かつてロシアには、全人類不老不死化と宇宙進出を夢見たロシア人思想家・ニコライ・フョードロフという人物が実在しました。
くわしくはこちら。

ロシアの宇宙精神

ロシアの宇宙精神

フョードロフのことを作者は知っているのだろうか、だとしたら凄い・・・と思っていたのですが、どうやら『屍者の帝国』というSF小説にもでてくるようなので、SFの世界ではフョードロフはおなじみなのかもしれません。
屍者の帝国

屍者の帝国



シドニアの騎士

シドニアの騎士(1)

シドニアの騎士(1)

奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって滅ぼされた地球から、脱出に成功した播種船・シドニア。その乗員である主人公たちは巨大ロボットに乗りガウナと闘う。

王道ロボットもの、というコンセプトのようで、さらに恋愛要素も織り込まれているため、「萌えシーンが邪魔だ」とか「説明過剰だ」とかいった不満の声もあがっているようです。しかし、王道と銘打ってはいるものの、かなりぶっ飛んだ要素もたっぷり盛り込まれている気がします。
王道だと思って読むと痛い目にあうのでは。 「王道の皮をかぶった変態」で、なぜか紅白でのモッくんを思い出しました。

ものすごい妖しさ・・・
「アイドルが、紅白で、あれ?お尻だしてる・・?」 当時11歳だったわたしは、お茶の間で家族と平和に年越しを過ごしていて、突然、猛烈な違和感におそわれたことを鮮明に覚えています。


弐瓶勉のどの作品にも共通してでてくる、AIや身体改造人間、クローン等、人間や生物を超越した存在は、「自然な生き物」を逆照射してくれるので、人間や生物って結局なんなんだろうな〜と考えたりしました。
SFっていままであまりふれる機会がなかったのですが、おもしろいですね。わかりやすく現実逃避させてくれます。
今気になっている作品は、職場の先輩におすすめされたこちらの東宝特撮映画。

マタンゴ [DVD]

マタンゴ [DVD]

理性を失っていく人間たちが描かれているらしいです。気になる・・・



そんなわたしの最近の基底現実。夏のパーティー料理総括。

お友だちの家での花火見物会に持って行った、巻き寿司と唐揚げとロシアンルーレット・アメリカンドッグ(ロシア人からもアメリカ人からも怒られそうな料理。ソーセージだけでなく、にんじんやいんげんに衣をつけて揚げてみました。)


お友だちが来てくれたときにつくった素麺の氷鉢。

かなり前にNHKきょうの料理」を観ていたときにやっていて、いつかやりたいと思っていたのです。
[氷鉢のそうめん] 料理レシピ|みんなのきょうの料理

食べ終わったあとは、id:sloth-eさんが氷を男前に割って下さり、かき氷にして食べました。


友人宅の屋上パーティーで。

わたしはネットで話題の桃モッツァレラ、生春巻き、揚げニョッキを。

他にも茄子の煮浸し、トマトマリネ、鶏わさ(腹下し上等!)、などなど

屋上にて、生まれて初めてのハンモックにはしゃぐ娘。

イヤイヤもこだわりの強さも絶賛続行中で、困ることも多いですが、一緒に楽しめることが増えてきて楽しい夏でした。

長崎旅行

夏休みをいただき、長崎にいってきました。
一番の目的は、バイオパーク。職場の先輩に、ほかの動物園ではなかなかふれあえない生き物たちをふれあえると聞き、修学旅行以来初の九州へ。
長崎バイオパーク - ZOOっと近くにふれあえる九州の動物園&植物園
思っていた以上に暑かったです。九州は南国でした。

バイオパーク。いきなり派手なインコとアルパカが外にいました。このインコに限らず、ほぼ放し飼いみたいな動物が多かったのですが、逃げないのかな・・・ 

動物たちがみんなのびのび過ごしているようにみえました。
マーラにキャベツをあげようと追い回す娘。

フラミンゴ!


こんなにフラミンゴまみれになれるのは貴重な体験で、娘とわたしはおおはしゃぎでしたが、主人は「目が怖い」と言って遠巻きにみていました。
しかし暑い!暑過ぎて娘がグズりだし、メインのカンガルーはほぼ素通り・・・

娘が昼寝してくれたところで、わたしの念願であった、波佐見にて焼き物買いまくり。
  

たくさん買っちゃいました。さっそく使っています。

この日は肉豆腐、人参サラダ、野菜炒め。

念願のカレー皿。

温玉のせキーマカレー。この日の副菜は、カボチャのスープと、ヘルシーカプレーゼ、またの名を貧乏カプレーゼ。

貧乏カプレーゼというのは、モッツァレラチーズのかわりに、水切りした豆腐にスライスチーズをのせたカプレーゼです。

カロリーも低いですし、冷蔵庫にいつもあるものでできるため、突然カプレーゼが食べたくなったときに作れるので、わが家では定番になっています。
はじめて作ったとき、主人は豆腐をチーズだとだまされてくれて、一口食べた娘が「お豆腐、もっと食べる」と言ってはじめて「え、これ豆腐なの?」と気づいて驚いていました。

今回は長崎市内はほとんどまわれなかったので、また行きたいです。

わが家の副菜

副菜が好きです。

(ポテトサラダは、つぶしたやつよりも、切ってゆでて他の野菜とまぜて味付けしたものが好きです)

でも、平日は時間がないので、主食、メイン一品、汁物、そして、パックからだしただけで食べられる副菜(煮豆とか、納豆とか)もしくは、野菜切っただけ、ひどいときにはトマト洗っただけ、みたいな食生活です。
めずらしく時間があった日、副菜祭りにしました。

とはいえぜんぶ手抜きです。これは、キャベツに塩こん部長をあえただけ。

こちらは、市販のもずくに、乾燥わかめをそのまままぜて放置した一品。

副菜の定番、切り干し大根。

あとはニラの酢味噌和えと、じゃこ納豆。

切り干し大根は、母の友人が干してつくっているためよくおすそ分けをもらうのですが、煮物にするほか食べ方を知らず、飽きてしまったので、クックパッドさまにお伺いをたてたところ、サラダという方法が!
切り干し大根サラダ by さざなみ太夫 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが183万品
さっそくつくってみました。わたしは柔らかめが好きなので、切り干し大根は水でもどすだけじゃなく、しっかり茹でてから冷まして絞りました。
千切りにんじんとまぜ、まわりにカニカマときゅうり、トマト。 味付けは市販のドレッシングのみ。

キュウリとツナバージョン。ドレッシングとマヨネーズ半々くらいで味付けしてみました。

ホタテの水煮のほうが合いそうな気がします。

さらに、かき揚げという選択肢も発見!
http://cookpad.com/recipe/2244451
つくれぽです。リピ決定。


ところで、先月あたりから不機嫌が続いた娘。ご飯だよ〜といっても「やだ!」と言い、食卓につこうとしない日もあったので、少しでも楽しんでもらおうと、お皿をデコってみました。

(この日は海南鶏飯とシュウマイ)

よろこんで食べてくれたのですが、予想通り、娘はうれしいことがあると、次回も同じことを要求するので、時間がなくてふつうのご飯を出した日には「うさぎさんとくまさん、今日はいないねえ」とさみしそうにし、さらにその翌朝は「りんごがうさぎじゃない!」と怒って号泣していました。

(唐揚げと、豆腐と山芋の磯辺揚げでクマ。空豆でわんわん的な何か)

ママ友も、子どもをよろこばせようとご飯をお弁当に入れてだしたら、次の日からお皿で食べてくれなくなった、と言っていました。
(生姜焼きで豚。こうなるともはや工作。あとウサギ。)

これは0歳のときからずっと思っていることなのですが、子どもを喜ばすことは、諸刃の剣であると思うんです。
娘を喜ばせることは、喜びが終わって大泣きすることとセットなんですね・・・

こうなると、大喜びもないかわりに大きな喪失にともなう絶望も無いほうがいいのか、などと思いそうになりますが、いやいやこれからきっとたくさんの喜びを味わい、同じくらいたくさんの落胆も味わうはずなのだから、すこしづつ「そういうもんだ」と学んでくれればなーと思っています。

華がない

古本市が終わりました。
一箱古本市出てきました(報告編) - ますぼっくりヒロイヨミ日記
わたしは初参加で右も左もわからず、しかも娘がうろうろしていて途中ギャーと泣いたりして、id:masubonさんにご迷惑をかけっぱなしでしたが、ひとまずとても楽しい一日でした。
参加してみて感じたことは、「古本市は、いらなくなった本を処分する場所ではない」ということです。
本を通じて交流する場なんですね。そこを分かっていなかったことを反省しました。
来てくれたお客さんに、自分が置いている本の魅力をちゃんと伝えられなくちゃダメですね・・・。
好きな本について話す、本を通して好きなことについて話す、自分の好きなことを人に伝えて、人の好きなことを聞く、それが古本市のだいじな要素のひとつなのかなーと思いました。
不忍の一箱古本市にインスパイアされたという小布施の「まちじゅう図書館」も行ってみたいです。
まちじゅう図書館 of 「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」

次回は(もしまたチャンスがあるなら)、本にでてくるごはんのレシピをつけて本を売りたいなあなどと考えていますが、はたしてどうなるでしょう。

少し前から、自分が料理好きだということを全面に出すことに迷いを感じています。

最近仲良くなった方が、とてもとても料理が上手で、しかも盛り付けのセンスもばつぐんで、献立からして華やかで、ものすごく奇麗な料理や手作りお菓子をみているうちに、「わたしいままで料理好きとかいってSNSに料理写真投稿したりブログまでやっちゃって・・・こんな地味でふつうの料理なのに・・好きだからって全面に押し出していて・・・恥ずかしい!」という気持ちになりました。
でも、自分よりうまい人がいるからって、自分がやめる理由にはならないですよね。
大学時代、オーケストラ部に入っていたのですが、トレーナーの先生が「上手い下手に関わらず、その人にしか出せない音がある」みたいなことをおっしゃっていたのを思い出します。

もちろんプロでやっていく場合はそうもいってられないと思いますが、趣味でやるぶんには、好きなら下手でも好きって全面に押し出したっていいんじゃないか、と、そんな当たり前のことをあらためて思いました。
わたしは、下手くそなヴァイオリンをまだ弾いています。楽しいんです。

しかも料理の場合は、どうせ毎日つくらなきゃいけないし、上手いとか下手とか華が無いとか言ってられませんよね。
まあでも、先日あんかけ焼きそばと味噌汁という献立をだしたら、あまりの色彩の乏しさに、着席した娘が泣き出すという事態が発生したので(結局、ひとくち食べて「おいしー」と言って残らず平らげた)、もう少し娘にとって分かりやすく喜びを感じられる見た目の良い食卓をめざそうとは思います。主人からは材料費をケチり過ぎだと言われました。 わが家の食卓、鶏ムネ肉ばっかりつかってます。


ツイッターでおしえていただいたレシピのチキンカツが美味しくて、何回もリピしています。
山ちゃん流〜時短・簡単!10分で出来るチキンカツ〜 - 山ちゃんの創作料理


茶色い食卓。

あと、料理をSNSにあげると、「料理自慢だ」と思われることもあるそうです。えー!せちがらい!
まあ、たしかに、虫嫌いな人が虫の写真をみるといやだなあと思うように、料理嫌いな人にとっては料理の写真はいやなものなのかもしれません。
でも、わたしはとなりの晩ご飯をのぞくのは大好きだし、自分の家の献立の参考にもなるし、「自慢だ」とか言う人のことは気にしないことにします。

わたしの料理は華は無いし、毎日ばたばたで最近は記録する暇もなかなか無いけれど、やっぱり料理は好きなので、これからも全面に押し出していこうと思います。

一箱古本市のお手伝いをします

お知らせです。

このブログで知り合い、なにかとお世話になっているid:masubonさんが、今年の春も一箱古本市に出店されることになり、わたしも少しだけ本を置かせていただき、お店番などもお手伝いさせていただくことになりました。
一箱古本市出ます - ますぼっくりヒロイヨミ日記

日時 4/27(日) 11:00〜16:00
場所 タナカホンヤ(古書店&ギャラリー)台東区池之端2-7-7 
東京メト千代田線根津駅2番出口から徒歩一分

お暇な方、本が好きな方、そうでもない方、ぜひお越しください。



最近のわたしはというと、モンスタークレイマー2歳児と化した娘に振り回され、へとへとになっております。
クレームの内容としては「おかあさん帽子かぶらないで!」、「オムツはかない!」、「このズボンやだ!こっち!こっちはくの!」と着替え直す、などはかわいいもので、パンがカリっとしていないから焼き直せとか、靴は左右逆にはかないと気がすまないとか、外食先では床に落としたパンを「食べるー!」と絶叫、スパゲティをスプーンで食べ、フォークの方が食べやすいよ、とフォークを渡すと「スプーンなの!」と主張、スプーンでスパゲティがつかめず、「食べれない〜!」と号泣、などなど、理不尽きまわりない言動も多く、これが噂の二歳児か〜と感心しております。
料理の記録をとるひまもない日々ですが、3月には毎年恒例、ひな祭りのちらし寿司パーティーをしました。
過去のひな祭り
2011年2011-03-05 - ものがたりとごはん
2012年2012-03-05 - ものがたりとごはん
2013年2013-03-06 - ものがたりとごはん

今年は初参加の方が多く、戸惑いながらもみなさん創意工夫に富んだ素晴らしい作品を仕上げてくださいました。

これはオーソドックスな飾り寿司

少し前にホットだったオオグソクムシ 鯖とキュウリで表現しました

水車小屋 アートですねえ

まさかの腕毛 腕毛が自慢の友人による作品

寿司の少女 タコのくつを履いています

そしてこれは いつも独創的なフードデコレーションをみせてくれるYちんによる作品

なんと

主人が着ていたセーターについていた謎のアップリケでした。

もちろん全ての食材をおいしくいただきました。
ごちそう!

年齢が二倍に

出遅れ過ぎですが、あけましておめでとうございます。
なかなか更新できませんが、今年もはてなをうろうろしておりますのでよろしくお願いいたします。

相変わらず毎日必死すぎて、ばたばたとわたしが日々を過ごしているあいだに、猛スピードで娘はおおきくなり、2歳になりました。

友人から「一年で年齢が二倍ってすごいね」と言われ、たしかに、知恵も二倍ぐらいだし、若いってすごいなあなどと思いました。

お誕生日のご飯はコロッケにしました。久しぶりにつくりましたが・・・なんて手間のかかる料理だ!!

そして、「親ががんばっても子どもは良い反応するとは限らない」という育児あるある通り、そんなに食いついてくれなかった娘・・・ あげくにコップのお茶をわざとひっくり返し、怒られ、強制ごちそうさまで涙の誕生日祝いとなりました。

まあ、元気いっぱいでなによりです。

面倒くさいけど家でつくるとやっぱり美味しいコロッケ、いつか娘といっしょにつくるのが、わたしの小さな夢です。

おしつけやめようおふくろの味

先日、友人から金時草という加賀野菜をいただきました。はじめて食べる野菜。とてもキレイな色。

天ぷらにしたものも美味しかったのですが、少し粘りがあり納豆と合いそうだなーと思い、「納豆揚げ」に入れました。
金時草、納豆、オクラ、山芋、チーズ、ネギを刻んで

油揚げに入れて

魚焼きグリルでこんがり

残りの油揚げはおいなりさんにしました

「納豆揚げ」は、わたしの母がよく作ってくれた料理なのでいわゆる「母の味」なのですが、母の納豆揚げは材料がもっとシンプルで、焼くのではなく油で揚げていました。
朝ドラで、杏さんが似たような料理つくっていましたね。
http://www1.nhk.or.jp/gochisosan/special/recipe/recipe03.html
こちらはもっと材料が複雑です。

あまちゃんを観ていた惰性でいまの朝ドラも観ているのですが、主人公が小姑にひどくいびられていて、みていて辛いです。こんな悪意のかたまりみたいな人ほんとうにいるのかしら…
ドラマのなかでは主人公が小姑から、その家の味の継承をやたら強いられているんですが、おふくろの味を受け継ぐことってそんなに大事なことかなー?と疑問に思いました。
食の文化は変わっていくものだと思うし、それでいいのではないでしょうか。ダメですかお義姉さん。江戸時代から続く何百年の味とかを守っているのは老舗の料亭ぐらいでは?ましてや平安時代から変わらぬ料理とか、あるのでしょうか?さらに言えば、極端な話ですが縄文時代から変わらぬ味なんて、そんなものは受け継がないほうが良いのではないかと。

どんぐりひろって食べてた〜
生活様式が変われば食べるものも変わっていきますよね。
もちろん外食産業が発達したからといって家で料理しなくなるのはさみしいことですし、それぞれの人が自分のあたたかい記憶とともにもっている「おふくろの味」というものは、とても素敵だと思います。

わたしに関していえば、母の味をベースにはしていますが、自分の好みに合わせて材料や味付けを変えたり、母が作らなかった料理を作ったりもしているので、母の味の正統な後継者とはとうてい言えません。
ただ、わたしは母から、料理を楽しむ姿勢や、自分でつくったものを自分で「美味しいー!」と食べる喜びなど、料理のモチベーションとなるとても大事なものを教わったと思います。
娘にも、その喜びだけ踏襲してもらえれば、わたしの作った料理を全く作らなくても別にいいやーと思いますし、むしろ、わたしが食べたことのない料理を娘がよそで学んできて、それをわたしに教えてくれたら、そのほうがうれしい気がします。
そして、いつかもし男児にめぐまれ、嫁をむかえる段になっても、嫁のつくる料理に「こんなんうちの味とはちゃいまっせー(たぶん間違った関西弁)」などと言うような姑にはなりたくない!! 決してならないことをここに誓い、「おしつけやめようおふくろの味」という標語を胸に刻みたいと思います。
もし30年後くらいにわたしがこの標語に背くことをしていたら、気づいた方は叱ってください。どなたか言質とっておいてください(たぶん間違った日本語)。

それと、わたしは図書館員なので、価値ある知は、口承で伝えるのも大事ですが、ぜひ収集してデータベース化し永年保存しましょう、と言いたくなってしまいます。その点クックパッドは本当に素晴らしいです。おふくろの味の宝庫です。みなさんリピするといいと思います。
先日もTwitterで美味しいチキンナゲットのレシピをおしえて頂きました。
Cpicon 簡単チキンナゲット♪〜鶏胸肉で〜 by santababy
やはり新しい料理って良いですねー!必ずリピします。


ちなみに、朝ドラで主人公が大量の鯛の始末に困り、師匠から借りた「鯛百珍」は、デジタル化されていて、インターネット上で読むことができます。
国立国会図書館デジタルコレクション - 鯛百珍
が、くずし字なのでわたしは読めません・・・・復刻版で読んでみたいです。

料理百珍集

料理百珍集

豆腐百珍もおもしろそうです!
国立国会図書館デジタルコレクション - 豆腐百珍. [正編]
読めません!